【授業レポート】教職概論(1年前期)
分類: 教職
取りやすさ: ☆☆☆☆☆
単位: 2単位 1コマ
教員: 渡邉 幸雄 教授
出席: 要全授業の3/2超え(学則規定より)
宿題: 無し。
試験: 中間、期末あり(再試験多分あり)
レポート: 授業内レポートがたまにあり
配点: 出席点0%、試験約50%+授業内レポート約50%(詳細不明)
(2019年時点)
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教職課程(教職科目)って何?
(教職概論そのものの詳細を知りたい人は、次の項目「授業の概要」まですっ飛ばしてください)
入学したてで時間割を見た時に、「なんじゃこりゃ?」って思う人が多いかもしれません。
実は東北工業大学では、高校の教員になるための免許状を取ることができるのです。
そして、そのための科目というのがこの教職科目です。
教員免許を取得するまでにはある程度ルールがあって……
- 指定された科目を全て3年生までに取る(一部除く)
- 3年生終了時にGPAがおおむね2.5以上を維持している
という感じです。
また、履修登録前に知っておいて欲しいこととしては……
- 取れる免許状は高校第一種免許。情報通信工学科と電気電子工学科のみ工業科と情報科(片方も可)、経営コミュニケーション学科のみ商業科、その他は工業科
- 教職科目は、卒業要件科目に計算されない
- 講義は基本的に、5限目か集中講義で行う
- 教員を目指す時には大学院進学もオススメ
……という感じですね。
ここからは、ルールや注意点を1つずつ見ていきます。
指定された科目を3年生までに取る
この「指定された科目」って何?って言われると……
- それまでに開講された教職科目
- それに関連した一部の科目
という感じです。
例えば、前者は「教育心理学」みたいなやつで、後者は情報通信工学科なら「プログラミング入門及び同演習(ここが学科による)」とか「英語ⅠA・ⅠB」とか「日本国憲法」みたいな「普通の一般教養科目や専門科目」になりますね。
これを満たしていないと、教育実習を履修することができません。
教育実習は免許を取る上で必修の科目なので、必然的に免許を取得することができなくなってしまいます。なので、履修登録をする時に気をつけましょう!
3年生終了時にGPAがおおむね2.5以上を維持している
多分一番やっかいなのはこの条件です。
そもそもGPAってなんぞや?という話ですよね(笑)
GPAというのは、各科目の点数を……
〜59点………… 0
60点〜69点…… 1
70点〜79点…… 2
80点〜89点…… 3
90点〜………… 4
という風に5段階に割り振って評価し、それの平均をGPAと言うんです。ざっくり言うと。
まぁ、厳密には単位の比重とかなんとかありますがあんまり気にしなくていいです。大学ごとにも違いますし……
で、GPA2.5っていうと全科目の平均が75点、半分70点以上で半分80点以上ということになります。
なので「単位取れるギリギリでやり過ごそう」っていうスタイルだと詰みます。
普通に大学生活をするのであれば、単位取れれば勝ちであとは遊ぶ!……で正解なんですが、教職科目履修者はそれが通じないのが一番辛いです……(免許の断念の理由トップは多分これです)
参考までに、自分がGPA2.5くらいだった時の学年順位はだいたい 50位/140〜150人中 くらいでした。
こうしてみると難しそうに感じますが……
……ぶっちゃけGPA度外視で大学過ごす人が大半なのでそんなに難しくないです(ボソッ
目安としては、「相当頑張る!」「相当怠ける……」という場合の除いて、1年前期で2.7〜2.8あるなら何とか大丈夫そう……って感じなのかな?
心配なら、教職科目担当の先生に相談してみるといいかもしれませんね。優しい先生なので、気軽に聞いてみるといいですよ!
取れる免許状は工業、情報、商業の高校第一種免許(学科ごとに変わる)
特に説明は必要ないですね。
教職概論の第1回目で詳しいことは説明されると思うので、そこで確認するのが一番早いと思います。
教職科目は、卒業要件科目に計算されない
東北工業大学でも、124単位取ると卒業!とか3年終了時100単位以上で進級!みたいな、どのくらい単位を取ってたら進級・卒業できるという条件が定められています。
ですが、この教職科目は「進級条件にも卒業条件にも計算されない」のです。
つまり、卒業に必要な124単位に加え教職科目数十単位を取らなければ免許を取る事は出来ないのです!
第1回目の授業でこれも説明されると思いますが、説明された瞬間多くの人が目を見開き、2回目からの受講者は目に見えて減りましたね。
まぁ確かに、大学に入って沢山サークルとかしたいのに、受けても卒業できる訳じゃない授業を受けたいかと言われたらそうなりますわ……
せっかく面白い授業があるのに、単位出ないのはちょっと勿体ない気がするんだけどね……
僕は、「教育制度論」が好きでした。
講義は基本的に、5限目か集中講義で行う
教職科目は、普通の科目と被らない時間に開講されるように時間割を組まれます。
違う学科同士が空いている時間を合わせようとすると、遅い時間帯か休日になってしまうのは必然的で仕方ないことなんです。
アルバイトしたい!って言う人は注意ですし、あと夕方5時くらいなのでバリクソ眠いです。
1日の疲れがドッと出る時間ですからね、仕方ないことです(笑)
教員を目指す時には大学院進学もオススメ
大学を卒業すれば前述の通り一種免許を取得できますが、加えて大学院前期(2年)を修了すれば専修免許を取得できます!
専修免許を取っておくと、給与が上がる、専修免許を必須とする私立などに就職できる、管理職を目指せるといったメリットがありますので、「現場で働きたい!」と考えている方は今のうちから大学院進学を検討してみてはいかがでしょうか?
大学院のことについては、セミナー担当の先生に相談すると乗ってくれると思いますよ〜
……以上が知っておいてほしいことですかね?
色々不条理のある条件を飲まなければいけないですが、教員免許なんて取る機会は大学くらいしか無いですし記念だったり、何かあったときのために取ってみるのも案外良いかもしれませんね!
授業の概要
この科目は、「これから勉強する教職科目の概要を見ていく」科目です。
教員になるにあたって知っておきたい学問って案外多くて、教職科目に関しても20単位以上あった気がします。
これから何を勉強するのかイメージを掴み、科目間の関係を理解する
……かっこよく言うとこんな感じですかね?
レポート、宿題
次にレポートと宿題についてです。
まず、基本的に宿題は無かったと思います。
レポートに関しても、持ち帰って作り提出する……ってことはありませんでしたが、たまに授業終わりにレポートを書くことがあります。
レポートについては、割合は不明ですが点数に加味されるそうです。
とは言っても、とりあえず出せば悪いようにはしないらしいので気張りすぎなくても大丈夫です。
またレポート課題は、そんなに素晴らしい文章だとか、飾り立てた文章だとかそういうのは求められてなさそうな気がします。
内容としては、「自分が小中高で経験したことと、授業の内容の関連を見つける」ようなことが多いので、授業中はそこに注意して受けるといいかもしれませんね。
試験
試験は中間、期末ともにあります。再試験については、対象者を見たことが無いのでよく分かりません。
ちなみにレジュメの持ち込み可なので、持ち込み可試験専用の対策で攻略しましょう!
具体的には、「丸暗記するのではなく、どの回で何をやってたのか雰囲気を掴む」って感じです。
難易度については、全然高くないので80点や90点は簡単に目指せると思います!
使うもの
授業で使うものは
- ファイル
くらいですかね?
配布するレジュメを中心に授業を行うので、教科書は無いです。ノートに関しても、レジュメに直接書き込めば大丈夫なので必要無いかもしれません。
以上、「教職概論」の授業レポートでした!
また、教職科目についてはもっと記事を出す予定ですので、教職科目を履修しようと思ってる方、履修している方などはそちらも参考にして頂けると嬉しいです!
2021,2,26 修正、更新
- 取得可能免許の学科の表記を間違えていましたので修正しました。(経営コミュニケーションの部分)
この記事の内容は以上になります。